設立趣意書
2022/10/01 18:24
平成21年3月20日
(背景)
現在、日本全国でゴルフを楽しまれる方々は一千数百万人と言われております。そしてゴルフは決して健常者の方々のみが楽しむスポーツではありません。
今から15年前隻腕のプロゴルファー山手勝氏の出会いから始まった全国の身体障害者ゴルファーの大会も本年で15回目を迎えようとしております。その大会を運営してきたボランティア組織である「日本ザ・チャレンジドゴルフ協会」も平成19年、「特定非営利活動法人」としての認証をいただき、併せて大会に対しても「厚生労働大臣杯」をいただけることになりました。このようにこの大会、そして組織自体、多くの官民のご協力、ご支援により更なる拡大、発展を図ることにより今以上に多くの身障者の方々に参加をいただき楽しんでいただく場を提供出来れば、と考えております。
現状の課題として、組織自体がまだ発展途上であり、かつまだまだ広報が十分とはいえない状況にあります。特に全国組織としての「日本ザ・チャレンジドゴルフ協会」の下部組織の組織化は急務となっております。前述のゴルフ大会が開催されている三重県の津CCから遠距離である関東甲信越地区での活動を強化することが望まれております。
既にその前段階として、人口集中化の激しい関東地区について昨年春に関東支部を設立し健常者を加えた活動を開始して、長野地区からの参加者を交え計7回の活動を行いました。このように関東甲信越支部の設立要件は内外ともそろいつつあり、具体化が待たれている現状であります。
(設立内容)
設立目的は、「日本ザ・チャレンジドゴルフ協会」の定款第三条に定める「身体障害者の自立とその障害を克服するため、ゴルフを通じ、体力の維持、増強及び残存能力の向上を図り、明朗、快活かつ積極的な活動意欲をもたせ、参加と協調できる支援活動に関する事業を行い、もって地域社会の福祉増進に寄与することを目的とする」と言うことであり、この目的を関東甲信越地区でより多くの方々に対して実現することであります。またこれは単に身障者のみならず、健常者との理解と交流(ボランティア等)があって初めて成立するものであり、そのための広報活動に力をかける必要性があります。そのために支部の組織充実、上部組織との連携、財政基盤の確立、広報体制の充実、各種競技会、レッスン会、交流会、などの充実を図り設立目的の実現を速やかに図る所存であります。
以上